薬歴記載が終わらず、残業で夜遅くまで職場に残っているとき
同じような状況で、仲間は死んだ目をして仕事をしている・・・。
今の職場にいたままでいいのかな?
そう疑問に思う方は、多くいるでしょう。
私は、病院薬剤師として6年間勤務し、転職を決意、実行しました。
しかし、転職活動を終えたいま、
転職前に読んでおけばよかった!と心底思う本に出会ったのです。
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法 [ 北野 唯我 ]私は「ワークライフバランスの改善」を第一優先として転職活動をしました。
もし”転職の思考法”を学んでいれば、
「自分のマーケットバリューを高める」
「成長市場に身を置く」
そういった視点での転職活動も考えることができたなぁ…と痛感しています。
本記事では
「初めて転職するかどうか迷っている」
「転職活動を始めたが優先順位で悩んでいる」
そんな薬剤師の視野を広げ、背中をそっと押してくれるような本を紹介します。
転職は多くの人にとって「初めての意味ある意思決定」である
初めての転職が怖いのはなぜ?
多くの人は、進学先や就職先は、世間的に良いといわれるところを目指し、選んできたことでしょう。
しかし、転職という「意味のある意思決定」では、必ず何かを捨てることになります。
私も、転職にあたり、下記のことを捨てる決意をしました。
・いま勤めている病院のネームバリュー
・今後のキャリアアップの道(順当にいけば、次年度に昇任試験の予定でした)
・専門資格の継続が困難となる可能性
その決断をするのは、とても勇気のいることなのです!
頑張って就活して、新卒で入った職場。やめるのもったいないって思っちゃう。
転職をする決心がついたのは、現状に疑問を抱いたから
自分におきかえて考えると
大学は親のすすめ、就職は世間的に評判がよいところ・・・
引かれたレールの上を歩んできました。
しかし、自分の環境を振り返ったときに
- ノルマ達成のための業務
- 定時に仕事がおわらず残業必須
そんな毎日の繰り返し。
本当にこれでいいのか?
そう思った時が転職の良い機会です!
転職という意思決定をするには勇気が必要。
それでも、自分の感じた違和感を大切に行動しよう!
自分のマーケットバリュー(市場価値)を高められる職場を選べ
マーケットバリューを決める技術資産とは「専門性」と「経験」である
- 専門性 職種のこと
例:各診療科の知識、病棟業務、チーム医療での活動経験(感染、がん、栄養等)
- 経験 職種に紐づかない技術
例:チームリーダーの経験、他部署との横断的活動の企画
専門性と経験、どっちも両立させるなんて、大変だよ~。
20代は専門性、30代は経験をとれ
あなたの年代に応じて、伸ばすべき技術資産は異なります。
専門性
- 誰でも学べば獲得可能
- 年をとるほど差別化しにくくなる
経験
- 経験は誰にでもまわってくるものではない
- 専門性のある人間に貴重な経験がまわってくる
- 経験は汎用化されにくい
僕は30代だから、「専門性」を生かして「経験」が得られるようにしたいね。
20代は専門性を身につけて、30代は経験をとりにいこう!
成長市場に身を置け
私には「専門性」や「経験」が無いし、自信がないよ・・。
そんな人でも、できることがあります!
それは、伸びている業界で働くことです。
「伸びている業界で働いたことがある」だけであなたのバリューは高まるのです。
「業界の生産性」はマーケットバリューに大きな影響を与える
生産性の高い業界に入ってしまえば、同じスキルでも、他の業界の人間よりも高い給料を手にできます。
どうやったら伸びている産業がわかるのかな?
答えは、「エスカレーターが上を向いている産業」を選ぼう!
伸びている産業では、何もしなくても売り上げが勝手に上がっていくのです。
薬剤師業界におきかえれば、
- オンライン服薬指導が増加しており、ITを駆使した仕事
- 高齢者が増加していることから、在宅医療の需要増加
このあたりが伸びている業界でしょうか。
「転職の思考法」を読むと、前向きな転職のイメージができるようになる
「転職の思考法」は、以下のことで悩んでいる方におすすめ!
- 今の職場で働き続けることに疑問を感じている人
- 次の職場を考えたいけれど、何を決め手にしたらいいかわからない人
- 転職する時に、前向きな理由が欲しい人
この本を読むと、
ポジティブなイメージをもって、一歩踏み出したくなることでしょう。
転職で悩んだときには、
自分の中で何を最優先にするかという軸を決めることが大切です。
「お金」「家庭」「スキルアップ」・・・
“転職の思考法”を学ぶことで、「自分のマーケットバリューを高める転職」のメリットが学べますよ。
自分の価値を高められるチャンスとして、転職をとらえるのも一つの選択肢ですね!
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