【ママ薬剤師向け】パート薬剤師の病院での働き方は?メリット、デメリットを解説!

ママ薬剤師
ママ薬剤師

🌸子供がまだ小さいから、時間に融通がきくパート薬剤師として働きたいな・・・。

🌸パート薬剤師としての就職先を探しているけど、薬局・ドラッグストア・病院のうち、どこで働くかで迷っているんだよね。

こんな悩みを抱えているママ薬剤師さんに向けて、

パート薬剤師の選択肢の一つである病院での働き方のメリット、デメリットを解説します。

私は病院で働いていますが、パート薬剤師の方と一緒にお仕事をすることがあります。

ひこたろう
ひこたろう

いつもパートの薬剤師の方には、とてもお世話になっています!

そのため、パート薬剤師の勤務形態や働き方についてリアルな情報をお伝えできます。

病院でのパート薬剤師の働き方に興味がある人は、ぜひご覧ください。

まず結論からお伝えすると、パート薬剤師が病院で働くメリットは以下の3つです。

  1. 希望する曜日・時間で固定で働くことができる。
  2. 病院薬剤師の業務として、注射薬業務に携わることができる
  3. 退職するときに、引き留められにくい

それに対して、デメリットは以下の3つがあげられます。

  1. 業務の中心は中央業務(内服・注射薬の調剤)が中心となる
  2. 正職員と同じ待遇、福利厚生が受けられない可能性がある。
  3. パート薬剤師の中では、病院は給料が低い水準である

それでは、それぞれの背景や理由について詳しく解説していきます!

目次

パート薬剤師が病院で働くメリット3つ

①希望する曜日・時間で固定で働くことができ、子育て中の方にオススメ!

お子さんが小さいママが働く場合には、育児業をしながら兼業する形となります。

ママ薬剤師
ママ薬剤師

出産前と同じような働き方では、うまくいかないんじゃないかしら・・・

と不安を抱えている方も多いと思います。

そんな方にピッタリなのが、パート薬剤師として自分の働ける時間のみ勤務をすることです。

パート薬剤師のシフト(例)
  • 週3日勤務 8時間/日
  • 週3日勤務 5時間/日
  • 週5日勤務 8時間/日

※募集先によって勤務できるシフトは異なります。

正職員の場合には、一般的に週5日間 8時間/日といったように、固定の勤務時間が多いです。

それに対して、パート薬剤師の場合には、ライフスタイルに合わせて柔軟な働き方が可能になります。

ママ薬剤師
ママ薬剤師

子供の保育園のお迎えの時間に間に合うよう、17時までには職場を出たいわね!

ひこたろう
ひこたろう

残業の発生しやすい正職員とは異なり、パート薬剤師は定時に上がりやすいのも魅力です!

病院の薬剤部の場合は、日勤の終了時刻は早く、17時頃に終わる施設が多いでしょう。

そのため、パート薬剤師は定時で帰宅しやすい環境にあります。

②病院薬剤師の業務として、注射薬業務に携わることができる。

薬局・ドラッグストアに勤務する薬剤師と、病院で勤務する薬剤師との大きな違いは、

注射薬や輸液を多く取り扱うことです。

注射薬の調剤・鑑査には、以下のような知識が求められます。

各薬剤の溶解方法

配合変化への注意

注射薬の投与経路、投与時間の知識

今後、病院薬剤師の正職員として復帰したいと考えている人にとっては、注射薬の知識をアップデートできて、メリットがあると思います。

③退職するときに、引き留められにくい。

病院の経営側や薬局長としては、パート薬剤師には数年単位の長期間の勤務を期待していないことがほとんどです。

パート薬剤師に求められていることは、

ズバリ、人手不足の曜日や時間帯に調剤業務全般を支援すること

そのため、委員会活動や病棟担当業務など、責任の伴う役割が振られることはまずありません。

そういった背景から、もし退職するとしても、無理な引き止めにあう可能性は低いと言えるでしょう。

もし、時給アップを目指して、ほかのパートに転職する場合にも、乗り換えがしやすいというメリットがあります。

ここまで病院のパート薬剤師として働くメリット3つを紹介しました。

このあとは、デメリットについて解説します。

パート薬剤師が病院で働くデメリット3つ

①業務の中心は調剤・注射業務が中心となることが多い。

前述したとおりに、病院でのパート薬剤師の仕事は、入院・外来患者の内服・注射薬の調剤業務が中心となります。

限られた勤務時間の中で行えることは、どうしても制限がかかります。

ひこたろう
ひこたろう

「内服・注射調剤」の業務ばかりで面白みを感じられないと思う方もいるかもしれません。

よく病院の求人サイトの募集要項で「医師や看護師とのチーム医療に携わりたい人」という文言でパート薬剤師の募集をかけているものを見かけます。

しかし、実際に多職種と協力して仕事をするのは、薬剤部の外での活動(チーム医療への所属や外来での服薬指導など)の場合が多いです。

働く時間に制限のあるパート薬剤師の場合には、薬剤部の外での仕事に時間を割くことは難しいでしょう

ママ薬剤師
ママ薬剤師

限られた時間の中で、できる仕事を頑張るっていう感じかしらね~

もし、病棟での服薬指導業務やチーム医療業務に興味がある場合は、正職員の採用枠のほうが適しているといえるでしょう。

②正職員と同じ待遇、福利厚生が受けられない可能性がある。

一般的には、パート薬剤師で働く場合には以下のような待遇で働く可能性があります。

賞与の支給はないことが多い。

退職金制度はないことが多い。

正職員と同様の福利厚生が受けられない可能性がある。

ママ薬剤師
ママ薬剤師

正職員じゃないと、待遇が悪くなってしまうのかしら・・・

いっぽうで、世の中の動きとしては、2020年4月1日に改正「パートタイム・有期雇用労働法」が施行されました。

法改正により、正職員とパート職員との間の待遇差を減らすような傾向になっています。

改正パートタイム・有期雇用労働法とは

正社員とパートタイム労働者、有期雇用労働者との不合理な待遇差を禁止するなど、パート・アルバイト・契約社員として働く方の環境を良くするための法律です。

厚生労働省:パートタイム労働者、有期雇用労働者の雇用管理の改善のために

しかし、勤務先や勤務時間によって条件は異なるため、募集要項をよく確認することが大切です。

ひこたろう
ひこたろう

賞与なしの場合には、年収にも大きな影響があります。

「時給×勤務時間×日数」で見込みの年収を計算しておきましょう!

③パート薬剤師の中では、病院は給料が低い水準である

一般に、病院でのパート薬剤師の給料は、薬局やドラッグストアより低い水準であることが多いです。

病院求人の時給は1,800円~2,100円前後

マイナビ薬剤師で「東京」「パート、アルバイト」「病院・クリニック」の条件で検索してみました。

時給1,800円~2,100円の前後での募集が多いようです。

ドラッグストア求人の時給は2,000~2,600円前後

比較対象として、「東京都」「パート、アルバイト」「ドラッグストア」で検索してみました。

時給2,000~2,600円前後での募集が多いようです。

大手チェーンの場合は、下限は2,600円と高めでした。

募集先や地域によって多少変動はしますが、

時給はドラッグストア>病院であることがわかりました。

パート薬剤師の仕事に時給の高さを求める場合には、下記の方法をとりましょう。

  • 薬局、ドラッグストアを選択する。
  • 派遣薬剤師として働く。(時給相場は、派遣薬剤師>パート薬剤師です。)

お住まいの地域やタイミングによっても検索結果が変動するため、ぜひご自身で調べてみてくださいね♪

病院でのパート薬剤師としてのお仕事は、こんな方にオススメ!

🌸家庭の都合で、フルタイムでの出勤は難しい。負担のかからないような勤務スタイルで働きたい人

🌸いずれ正社員に就職することを視野に入れ、病院での勤務経験を積んでおきたい人

薬剤師の働き方は、ライフステージ、年代により多種多様です。

今回のようなパート薬剤師としての働き方は、ママ薬剤師さんだけでなく、薬剤師業以外の仕事もこなしたい方におすすめの働き方だと思います。

一度しかない人生です。

選択肢を広く持って、ご自身のキャリアプランを描いていきましょうね!

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この記事を書いた人

病院ではたらく薬剤師。
転職の合間の有給休暇で副業に目覚める。
薬剤師のキャリアプランについて情報収集、発信している。

特技は不満をポジティブに言い換えること😊

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